shantipapa’s blog

私の人生の記録です。節約、Apple、代替医療、瞑想など

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旅日記 3 デリーを離れる

インドに着き、一夜明けた。 窓がない部屋なので時間の感覚がわかりにくいが、7時前に目が覚めた。身支度などを整え、8時少し前にチャイでも飲みに行こうと外に出た。そのまま駅に行き、予約していたキャンセル待ちの予約がどうなっているのかも確認しに行こう。メインバザール入り口にほど近い駅前のところに、食べ物屋が密集しているところがある。そこでまず朝ご飯を食べた。そのあとチャイを飲む。地元の人達と同じものを食べ、同じようものを飲む。そんな当たり前のことがとても楽しく心地よい。

その後、デリー駅二階の外国人専用の予約オフィスに行った。順番待ち番号の券を発行するタッチパネルの反応が悪く、何度も押したら少し間があり、押した回数分の順番待ちチケットが出てきてしまった。よく見ると同じように押してしまってたくさん出てきたチケットが上に乗せてある。次に来た西洋人の人も同じように何度も押し、チケットが何枚もでてきていた。

私達の順番がきた。まずは先日クリアトリップで列車の予約をしたのだが、キャンセル待ちでどうなっているのかが知りたいと伝えた。するとすぐにコンピュータで調べてくれた。まだウェイティングのままだという。確実に今日行きたいのなら、チケットを今取りなおしたほうがよいと。昼前11時半の列車なら空いているという。さすがにあと2時間半ほどしかないので、忙しすぎる。その他の今日の列車だと夜8時半発の列車がある。しかし、一番高価な1stAC。だが、今回の旅は期限も限られているので、今日確実に行きたい。そこで予約をお願いし、その後の日程のバラナシ→アグラ、アグラ→ジャイプール、ジャイプール→デリーのチケットも手配してもらった。これで旅の移動の確保ができた。一安心。

その後、南インド料理店で昼ご飯を食べた。私が食べたミールスはまぁまぁ美味しかったのだが、妻が注文したビリヤーニはイマイチ。米でなく、細かく刻んだ麺が使われていた。妻にとっては初ビリヤーニだったのに、これがビリヤーニだと思われたら損失である。機会をみつけて美味しいビリヤーニを食べてもらう。

宿に戻った。チェックアウト時間が12時なので、その前にチェックアウトするか、延長するかの手続きをしなければならない。 レセプションで、「今日の8時半の列車でバラナシにいく。半分払うから7時まで延長させてくれ」と交渉してみた。通常延長は半値で5時までだ。だが私達は日本人を尊敬している。だから6時までなら特別にオッケーだ。だが、1分でも6時を過ぎたら全額払うということで、6時までの延長してもらった。

次はクリアトリップで予約した列車のキャンセル。オンラインでキャンセルのボタンを押したが、8時〜12時まではIRCTCの受付が停止しているので、12時以降に再度手続きするようとの表示がでた。 1時間ほど待って、12時になってすぐに再びキャンセルのボタンを押したら、キャンセルできないとの事。予約状況を再び確認したら、キャンセル待ちだったのが席が取れていた。IRCTCに連絡してくれとの表示。この宿は一階にシゲタトラベルという旅行代理店を併設していて、日本語が通じる信頼できる旅行代理店という情報を知っていたので、率直に聞いてみることにした。そしたら、一度座席番号が決まってしまったら、オンラインではキャンセルできないとのこと。勉強代だと思い、キャンセルは諦めた。

次はSIMのアクチベーション。昨日SIMを購入した時には翌日(今日)の12時にアクチベーションできるとショップの人が言っていた。アクチベーションにはある番号に電話をして、質問に答えてパスポート番号の下4桁を伝えるらしいのだが、電波を拾ってないのでアクチベーションすることができない。そこでふたたびショップに行ってみた。すると、12時ではなく、2時〜4時だと。12時を過ぎてから2〜4時間くらいで電波を拾うようになり、端末からアクチベーションできるようになるから待てと言われた。本当にできるようになるのか??と疑念が湧いてきたが、ここは言われたままに待つしかないだろう。

夕方6時のチェックアウトのまで、少し時間があるので、その後コンノートプレイスまで散歩してみた。

コンノートプレイスを歩いていたところ、iPhoneがブルっとしてSMSが届いた。Airtelの電波を拾っているではないか。すぐにアクチベーション用の電話番号にかけてみる。自動音声のガイダンスにしたがって、パスポート番号の下4桁を入力した。すると少しして、3Gの表示がでて、パケットを拾うようになった。よし。 これでネットができるようになったと思ったのもつかの間、ページにアクセスできない。どのページを開いてもAirtelのページに転送され、ネットのプランを始めるというボタンがでてくる。そのボタンを押すと、インターネットが使えるようになったと表示されるのだが、ページを見ようとしたら、また同じAirtelのページに転送される。うーん。無限ループだ。パケット残をみてみると、0rs、0mbとなってる。リチャージが必要なのか?通話とネット容量が500MBくらいあるものだと事前のリサーチで思っていたのだが。Airtelのページからオンラインリチャージしようとしても先に進めず、よくわからないので、やはりここはまた聞いてみるのが早いと思い、三たびショップへ。

アクチベーションは恐らくできたのだが、ネットが通じないと言ったら、店員が見せてみろといい、私のiPhoneをチョコチョコ操作した。するとSMSがきて、残り容量が1GBくらいだと表示されてこれでオッケーだと。試しにYahoo!にアクセスしたら、ちゃんと表示された。いやはや。インドでのSIM購入はなかなか苦労させられたが、これで私のiPhoneがインドの地でも牙を取り戻した。

宿にもどり、パッキングを整えてチェックアウトをした。列車の時間まで少しあるので、歩き方にも載っていて、トリップアドバイザーでも評価の高いSams cafeに行ってみることにした。1Fと屋上にカフェがある。1Fから入ると客はいなく、飾り気のあまりない感じだった。屋上がいいと言ったら、店員が案内してくれた。屋上のカフェ空間は別世界だった。真ん中に芝生と植物を植えた空間があり、綿と電飾、キラキラした星型の飾りがしてあり、クリスマスのような飾りつけがしてあった。そして猫が3匹もいた。黒猫の子猫2匹に茶トラが1匹。素敵な雰囲気のカフェだ。

メインバザールを行き交う人々を上から眺めるのは楽しい。よくもこんなたくさんの人、リキシャ、バイクがぶつからずにいられるものだと思う。

ここはピザが大変おいしかった。 バラナシについてからの宿がまだ決まってないことが心配だと妻が言うので、Aruccoに載っている評判の良さそうなKedareswar bed and breakfastに電話してみた。この宿の主人は日本語が話せると書いてあったので、そのまま日本語で話してみたところ、普通に会話ができた。残念ながら明日は部屋の空きがないというが、姉妹ホテルのKrishna guest houseが空いているとのこと。Krishna guest houseにはさほど魅力はなかったのだが、Kedareswarのガンガービューの部屋に泊まりたかったので、Krishnaのほうに一泊して、その後Kedareswarに移動して二泊ということで予約をした。また駅までピックアップもしてくれるというので、お願いしておいた。こういうときに、やはり現地SIMが使えるのは心強い。普通に電話して予約したりできるし、google mapで地図をみたり、経路案内もできる。

そして、いよいよ列車。8時半発の列車は、すでに8時過ぎにはホームに停まっていた。立っていた係員に1ACの車両はこれだと言われてのったが、自分の場所がわからない。どんどん乗客も入ってくる。とりあえず空いていた寝台にすわり、前のインド人にここは1Aかと聞いてみた。すると、ここは2Aだと。1Aは隣だと言われて移動してみると、確かに1Aの車両があった。外にでて車両の前の張り紙を確認したら自分の名前が載っていて一安心。寝台につくことができた。

列車の移動は旅の中でも思い出に残るイベントだ。 ベジの車内食を頼んでみた。けっこう美味しくて完食。

車両は古いが、一等寝台は快適だ。となりのビハール州出身のおじさんも物静かな紳士だった。心地よい揺れのリズムに身を任せて、いつしか眠りについた。