白菜が育たない畑を人間に当てはめて考えてみると
5月7日の日本経済新聞の一面に、「食と農」という連載記事があります。
クロマグロの漁獲高の減少に対応するために、サバにマグロを生ませる研究が進められているそうです。
うーん。これってどうなんだろう。。ちょっと気持ち悪い。そう思ってしまいました。
ところで、今日これを記事にあげようとおもったのは、クロマグロのことではなく、同じ記事にのっていた白菜のことでした。
長野県川上村では、2年ほど前から白菜が思うように育たない農家が出始めたそうです。
農協がこの現象を調べてみたところ以下の傾向がわかったようです。
・白菜だけを1年に何度も植える
・薬品を使って土を消毒する
一方で、
・白菜だけではなく、レタスも植えた
・薬品をつかっての土の消毒は控えた
こんな農家は、作物の病気も少なく、収穫量も安定していたそうです。
人間も同じことが言えると思います
これって、人間にも同じことが当てはまると新聞を読んでいて思いました。
この食品は健康に良いという思い込みで、同じ食べ物ばっかり食べる人がいます。
そして、体調が悪くなるとすぐに抗生物質を飲む人がいます。
自然は多様性を必要としています。いろんな生き物がいて、自然界の連鎖がなりたってます。 私達の身体も、同じく多様性を必要としています。食べ物も、偏った食事は身体によくありません。 こんなことは、誰でもわかっていると思いますが。。
私達の体表にもたくさんの細菌がいて、腸の中にもものすごいたくさんの細菌達がいます。 私達は細菌と共に生きています。近年「腸内フローラ」という用語が広まり、この考えは広がりを見せていますが、適切な細菌達とともに暮らすからこそ、私達は健康に生きられるのだと思っています。
もちろん、抗生物質も時に必要です。ですが、なにかにつけて「とりあえず抗生物質」という考えは改めなければならないと私は思います。
この「私達とともに暮らす細菌達の働き」については、以下の本がおすすめです。
経済、教育、自然、食事。 変化の激しいこの時代で、見つめ直さなくてはならないことってたくさんあると思います。 細菌達への正しい理解もその一つだと思っています。