保険相談→NISA投資→個人事業主開業届提出
一昨年の秋に43歳で結婚して、子供ができました。だいぶ遠回りして、年齢も重ねてやっと父親となります。
少し前より、将来のために、きちんとお金のことを考え、備えていかなくてはと考えるようになり、行動を起こしてました。今回は私がとった行動を記してみます。誰かの役にたてば幸いです。
行動1. 保険相談を申し込み
一家の大黒柱となって、妻と子供を支えていく。そのための備えといったら、まずは保険でしょう…と考えました。
いま現在加入している保険は、都民共済の入院保障のみ。掛け捨てのタイプです。これはもともと、結婚式費用を節約する目的で都民共済のブライダルプラザを利用するために加入したものです。
死亡保障や貯蓄など含めて、保険の見直しを行って人生設計をしていかなくてはならない。ここはプロに相談して、保険のことをちゃんと検討してみようと決心しました。
オトク情報に敏感となってる私ですので、もちろんハピタス経由で保険相談の申し込みをしました。いまだ判定中ですが、有効となれば9,500ポイントとなります。
行動2. 保険相談にいってみた
実際に保険代理店に行き、FPに話を伺ってきました。正直、保険に関してはいままであまり考えてこなかったので、知識らしいものはほとんどありません。 まずは、保険とはなんぞや的な話から始まりました。 死亡保険、医療保険、がん保険、学資保険、個人年金保険など…
FPさん、わからない僕に、ひととおり丁寧に教えてくれてます。
ですが、なんか違和感。障害を抱えたら毎月これくらい必要となる。老後はこれくらい必要となる。などなど、経済的不安を煽っていく手法です。 私の人生や求めていることなどはさほど興味がない様子。「月々いくらくらい出せますか?」とのこと。
確定拠出年金 (iDeCo) の話を持ち出すと、このFP話をはぐらかせてきます。まぁ、当然と言えば当然でしょう。保険を売って儲けるのですから。確定拠出年金はいわば天敵みたいなものなんでしょう。
はじめの相談では、終始、保険とは何であるかどうして必要なのかの説明のみで、具体的な商品の提案などは一切ありませんでした。一週間後に再度面談の日程を設定し、FP事務所を後にしました。
行動3. とにかく自分で調べてみることに
保険代理店のFPではなく、こちらがお金を払って相談するFPでしたらさまざまな金融商品などを総合的に組み合わせて、人生設計を共に考えてアドバイスくれたのだろうと思います。 ですが、相談に行った保険代理店のFPではそういうことはあまり期待できないようでした。
そこでとにかく自分で調べ勉強してみることにしました。
インターネットで見られる情報もたくさんありますが、ここは「出版」というハードルを通過しているものをソースとして、情報収集してみることにしました。
具体的に言えば、Kindle Unlimited を再契約しました。
行動4. Kindle Unlimited で本を読みまくって情報収集
2016年8月、アメリカで先行してサービスが始まっていたKindle Unlimited が日本でも開始されました。 電子書籍の読み放題サービスです。 これまでも、雑誌の読み放題ではビューンから始まり、Dマガジン、ブックパス、楽天マガジンやU-nextなどありましたが、文庫や単行本が読み放題となるサービスはKindle Unlimitedが初めてではないでしょうか。 サービス開始当初は、通告なく読み放題対象の出版社が削除されるなど、多少の混乱や利用者の失望などありましたが、それでも利用法によっては非常に使えるサービスであると思います。
Kindle Unmited には保険や確定拠出年金の本、FP試験、節税の本など関連するさまざまな本がありました。
目を通した本を簡単に紹介します。
最新保険ランキング2017上半期 (紙・Kindle)
保険商品はとにかく数が膨大で、把握しきれないほどですが、保険代理店で紹介してもらえる保険に関してはほとんど全て載っています。 同じタイプの別保険との比較や特徴など、さらに自分で調べあげるのにとても役立ちました。 引用:最新保険ランキング2017上半期
保険で損をしないために (Kindle)
保険の裏話がたくさん載ってます。相手任せにせず、様々な情報を収集し、自分で判断できるようにすることを進めています。積立型の保険や学資保険などはメリットが無いとこの本では言ってます。この著者の方は、保障と運用は分けて考えるほうが良い主調しています。
FP3級 学科 一問一答問題集 2017年版
ファイナンシャル・プランニング技能検定3級試験のための問題集です。保険のこと、お金のこと。ある程度理解して、少しでも同じ土俵に近いところで話を聴くために、FPの資格試験の問題集を見てみました。3級なら数日間思いっきり勉強すれば、受かるくらいのレベルらしいです。しっかりと話をして、理解し、価値ある選択をするために勉強しました。
改訂新版 生命保険を5倍売る方法
良い保険の販売とは何だろうと思い読んでみた本です。保険の細かい内容ではなく、心構えなどがメインです。自己啓発本に近い内容で、保険業界だけでなく、どの職種にも通じるヒントが書かれています。あまり期待してなかったのですが、面白く読めました。
学資保険は使うな!! あなたの保険選びは大丈夫?
ちょっとセンセーショナルなタイトルですが、学資保険よりか低解約返戻金型終身保険を使うと良いという内容です。人生でおこりうる様々なリスクと、それが起こった場合にかかる費用などが書いてあります。
銀行で積み立てるよりも、お金が増えて受け取れて、もし万一のことがあった時も、それ以降の積み立てをする必要がなく、しかも、お父さんが亡くなった以降の教育費も準備する必要がない。そんな方法があったらどうでしょうか?
保険販売員が言うことと同じような内容が書かれています。内容をよく吟味して利点をよく考えるのに良い本です。
週間エコノミスト 2016年7月26日号 『ヤバイ 投信 保険 外債』
投資信託や保険の実情にせまり、販売会社が明らかにしない裏の部分をクローズアップしています。 引用:週間エコノミスト 2016年7月26日号 『ヤバイ 投信 保険 外債』
サラリーマン&OLのための節税7STEP
保険を検討する理由としては、将来に何かあったときにお金に不安があるからだと思います。そこで、保険でリスクをヘッジするだけではなく、お金に困らないためにはどうしたらいいのかを改めて考えてみることにしました。お金を増やすための3つの論点は 1. 収入を増やす 2. 投資をする 3. 節約をする ですが、この本は3. 節約のなかでも、特に「節税」について焦点をあてて述べています。個人事業主として開業することにより、節税をして毎月でていくお金を抑える方法を述べています。 引用:サラリーマン&OLのための節税7STEP
世界一分かりやすいサラリーマンでも出来る節税入門
この本も個人事業主となることで、副業をしながら節税することを勧めています。サラリーマンとしての給与所得に副業の収入を合算し、副業に関わる経費を差し引いて損益通算をすることにより節税を目指します。 引用:世界一分かりやすいサラリーマンでも出来る節税入門
個人型確定拠出年金 得する人 損する人
2017年より加入対象者が広がり、ほぼ全ての人が対象となった個人型DC 通称iDeCoの解説本です。 確定拠出年金は全額所得控除となり、さらに運用益には税金が掛からないため、老後の備えとしてコツコツ貯めていくには最適な手段だと思います。運用益は自動的に再投資に使われるため、複利の効果も期待できます。デメリットとしては60歳まで引き出しができないことがあげられます。
一番わかる確定拠出年金の基本のき
こちらもiDeCoの解説本です。オールカラーのムック形式で読みやすく、とっつきやすい本です。 確定拠出年金は少し申し込みに手間がかかり、分かりにくい面があります。また、手数料が高い機関で申し込むと、長い年月かけてかなり不利になります。現状、おすすめの取り扱い機関はSBI証券か楽天証券でしょう。もてはやされているiDeCoですが、慌てて申し込まず、ちゃんと予習して選ぶことが大切だと思います。 引用:一番わかる確定拠出年金の基本のき
行動5. 保険加入は現段階で見送りに決定
子供が生まれるという人生のタイミングで、備えのために保険をと思って行動を始めました。もし何か事故か病気で私がこの世を去ったとしたら。もし働けなくなったら。もしもガンになったら。そして、子供のためにいまから学費を貯蓄しなくては。そんな思いから保険を検討しなくてはという思いにかられました。
マイナス金利のデメリットで生命保険会社の資金運用が少し厳しくなり、低解約返戻金型終身保険などの積立型は4月から利率がとても悪くなりました。保険相談をしたのは3月中でしたので、3月に契約すれば利率の少し良い保険が契約できたのですが、高い買い物ですし、焦って決めない方が良いと判断いたしました。
行動6. 老後の備えはiDeCo、そして子供の学費は思い切ってそーせいをNISAで購入
老後の備えとしては、まずは確定拠出年金の節税メリットを享受しつつ、複利効果を狙って積立投資をしていこうと決めました。
また、子供の学費の備えですが、思い切ってNISAで株式投資をいたしました。損をするかもしれませんが、夢は大きく、NISAの投資枠まで値下がりした4565そーせい株をNISAで購入いたしました。 子供の学資保険の代わりとしての投資なので、長期で保有します。
行動7. 副業を始めて個人事業主に
私は以前より受験参考書の電子出版を目標にコンテンツを作り続けてきました。もう何年も前より将来を見据えて準備してきている事のひとつです。今回、保険の検討をきっかけとして、Kindle Unlimitedで情報収集をして、このずっと温めてきた副業のアイデアをすぐにでも個人事業主として始めることが大きな節税になると理解しました。そこで先週、税務署に開業届を出してきました。実際に仕事から帰ってきても、休みの日も家で資料作りの作業をしています。それもきちんとした事業として考えることで、全てのことにコスト意識が芽生えます。 たんなる節税のための副業ではなく、大きく発展させていきたいと思ってます。